ノーマルライフ

好雨知時節

☆女子大生のキャワキャワメイク論☆

私は今新幹線に乗っている。

 

東京に行くまでワクワクしながら購入した駅弁を食べる予定であったのに、自由席が混んでいる&貧弱な腕のせいでキャリーバックが荷物棚にあげられず、テーブルが出せない。駅弁が食べられない。

 

そういうことで暇になってしまったのでブログを書くことにした。

 

ブログのタイトルは「☆女子大生のキャワキャワメイク論☆」である。最初にいっておくがメイクをうまくやるコツを論じるつもりはない。

 

大体タイトルが盛っている。確かに私は女子大生であるが、キャワキャワではない。キャワキャワな女子大生は片仮名でキャワキャワと表現しない。私はうまく言うならば落ち着いたタイプの女子大生だ。

 

しかし最近のメイクは凄い。私も日々勉強中である。メイクのメの字くらいを覚えた私が最近のメイクの凄いところを説明しよう。

 

 

①眉を描く

このくらいならわかるわい!という爺さんもいるだろう。眉は描くものである。簡単に言うと鉛筆とかペンで眉を描くのだ。鉛筆とペン。

 

そこまでならまだわかるわい!という爺さんもいるだろう。しかし人は鉛筆とペンだけでなく、眉にマスカラをするようになった。え、マスカラってまつげにするものでしょ?そうなのだ。人間はとうとうまつげだけでなく眉にもマスカラをするようになった。多分髪の毛と眉の色を合わせるために茶色いマスカラとかをするのだと思う。私も詳しくはわからないが…。

 

しかし爺さん方にとっては朗報でなかろうか?ぜひこのテクニックを応用してほしい。若い人たちがやってるのだから、爺さんも好きなところにマスカラすればいいのである。白くなった生え際を、眉毛を、鼻毛を、マスカラを買って塗ればいいのである。しかもあれは一本一本の毛を太く長く伸ばしてくれる。あれは凄いぞ。でも鼻はやめといた方がいいかな…。

 

 

②鼻や涙袋を描く

ここらへんで脱落する爺さん方も多いだろう。鼻や涙袋は描くものだ。描かなくてもそこにあるじゃん…?と思うジジイ、確かにそうだ。涙袋はともかく鼻はある。

 

的確な言い方をしよう。かの有名な漫画「テルマエ・ロマエ」でローマ人は日本人のことを「平たい顔族」と呼んだ。最近の若者は美人とはいえない「平たい顔族」であることに耐えきれなくなり、”鼻や涙袋を際立たせる”ことに全神経を使うようになったのである。

 

とにかく目を大きく鼻が高く顔が小さくローマ人のように見えて欲しいのだ。メイクの全ては大体それにある。別に彼女たちはローマ人になりたい訳ではない。そう見えればいいのである。

 

美術が得意な爺さんはキャンパスに絵を描くときのことを思い出してほしい。レンブラントの夜警なんかいいんじゃないか?不自然にならないように顔というキャンパスの中で影と光を描くのだ。鼻の中央縦には光を、サイドには影を。涙袋にあたる部分には光を、その下には影をいれて立体感を。キャンパスが真っ白であっても、腕さえあれば写真のような絵が描ける。

 

すごくないか。女子大生は皆立派なアーティストである。そこまでする元気があるなら美大だって夢じゃない。レンブラントがあの絵を描いたおかげで今のメイク文化があるといっても過言ではないだろう。女子はやけに白くした肌というキャンパスに、鉛筆やらペンやらを使って無から有を生み出すのだ。

 

まだ②までしか話していないが指が疲れてきたのでここまでにする。続きをかくかはわからない。

 

ただ一つ爺さん方に言いたいのは「なぜそこまでして女子はアーティストになるのか?」という問いである。別に皆美術が大好きで得意なわけではないだろう。それに女子がメイク道具にかけてる金がいくらか知っているか?きっと爺さんは驚く金額だ。年金では払いきれない。(人によるが)

 

金と技術と時間をかけてレンブラントから培われた、その平たい顔に描かれた一種の”芸術”を、どうか批判せずに美術館に飾られている絵のように観ていただきたい。目を大きく、鼻を高く、顔を小さく。その構造がわかれば、人の顔を見るのが苦手なそこのアナタも楽しんで女子の顔を見られるだろう。